【7/9未明】火星の拡大撮影

 9日未明、再び火星を撮影しました。大接近を迎え、肉眼でも-2等級ととても明るく見えるようになっています。

火星

2018年7月9日02時52分、1/30秒露光× 292コマ、トミーテックBORG 100ED(PL32mm+ボーグエクステンダー使用)、オリンパスC-750UZ (ISO100, JPEG)、GPガイドパック赤道儀、東京都足立区にて

※写真は望遠鏡の眼視での見え方に合わせて南を上にしてあります。

 6月上旬に発生した大規模なダストストーム(砂嵐)により、6月中旬以降は火星全体が舞い上がった砂埃に覆われていて、地表の様子がほとんどわからない状態になりました。眼視では完全にのっぺらぼうな状態で表面の様子は全くわからない状態ですが、北極側は雲によって白く輝いているためエッジが立ったような見えかたでした。一方、写真では視直径が大きくなってきたおかげか、南極冠やオリンポス山、北極側を覆う雲や南極冠の縁に発達した雲が写りました。

 視直径は20秒角を超えて、小口径でも表面の暗い模様が見やすい条件になってくる…はずの時期ですが、大規模な砂嵐のために眼視ではのっぺりしたオレンジ色の球体にしか見えない状況が続いています。写真でもかろうじて写る明暗の位置や形が普段と全く違うため、シミュレーション画像と照らし合わせないとどこを写しているのかが把握しにくい状態が続いています。